伊坂幸太郎『重力ピエロ』
伊坂幸太郎は面白いと聞いていたので、ちょうど本屋で平積みにされてた重力ピエロを読んでみた。
この小説の前に『向日葵の咲かない夏』を読んでいたせいか、はじめは内容が軽すぎる気がしてなかなか気持ちが入っていけなかった。昔話が多くて、それが蛇足にしか思えなかったんだよね。でも残り3分の1くらいになってから重い内容になってきて、最後はきっちりと感動させてくれた。すっきりとした感動でよかった。
あと登場人物が魅力的に感じた。主人公の家族は非常にすばらしいし、それ以外に探偵とか同僚もキャラがよく立ってる。脇役の人の話ももっと知りたくなってくる。他の作品で出てきたりしないかな。
映画もやるみたい。配役もかなりいいね。見ようかな。
とりあえず伊坂幸太郎の他の作品も読んでみたくなったので、『チルドレン』を買ってみた。楽しみ楽しみ。